金時の甘太郎は成田山表参道ではちょっと有名な大判焼きを専門にしたお店です。創業67年、その味は変わりません。その人気ぶりは平日でも行列が絶えないほどです。今回わたしは平日午前10時頃に来店したのですが、お店には常にお客さんがいる状態でした。
甘太郎は大判焼き専門店なので、大判焼きしか取り扱っていません。種類はあずきあんとしろあんの2種類のみです。価格は両者ともに120円とリーズナブル。目の前で焼かれた大判焼きをできたての状態でいただけるのはとてもうれしいですね。
大判焼きの主役はなんと言ってもあんこですよね。甘太郎ではあんこにとてもこだわっているのです。あずきあん、しろあんともに指定の北海道の農場で作られたもののみを私用しています。毎年夏には店主自ら北海道まで赴いて農場を視察しに行っているそうです。すごいこだわりですね。
あんこの王様といえばあずきあんだとおもいます。甘太郎のあずきあんは厳選されたあずきが丁寧に炊かれており、ふっくらとした粒が魅力的で豆の形がしっかり残ったつぶあんになっています。
焼きたての皮はもちろんぱりっとしています。ぱりっとした皮からトロリとした餡子が溢れるあずきあん。そのしっかりとした甘さにこころがほっこりすること間違いなし。すっきりとした甘さがしつこさを感じさせず、何個でもパクパクいけちゃいますよね。
大判焼きは全国各地で食べられていますが、しろあんはどこにでもある味ではないと思います。しろあんもあずきあんと同様に豆の形が残っています。とろとろの舌触りもあずきあんと同じです。
甘さはあずきあんにくらべて控えめな印象でした。ふんわりと口の中に広がっていくような、やさしいあまさでした。とても上品な味わいでした。餡子の風味が口いっぱいに広がり、白あん好きには堪らない逸品ですよね。
甘太郎の2種類の大判焼きにはそれぞれ違ったおいしさがありました。両方とてもおいしいですが、どちらがより好きかは、好みによって分かれると思います。食べ比べてみたいけど、二つも食べられない、という方は一緒にいる人と半分ずつ食べることをおすすめします。両方試せて、さらにその人ともっと仲良くなれる、まさに一石二鳥ですね。
あずきあんとしろあん、あなたはどっち派ですか?
成田を訪れたら金時の甘太郎は欠かせない存在となっています。大判焼き好きは勿論、甘い物が苦手な方であってもスッキリとした甘さがほっこりとさせてくれます。成田を訪れたら絶対に味わってみてください!