こだわりもん一家 成田店｜全国から直接仕入れる鮮魚と炉端焼きがおすすめ！ オープンキッチンで威勢のよいスタッフのおもてなしが輝くお店。JR･京成成田駅付近

お店全体が活気に溢れ、イキイキしている――。「こだわりもん　一家」さんにお邪魔して感じたことです。調理場を囲むように配置されたカウンターに座れば、新鮮な食材と共に、舞い踊るように調理する元気のいいスタッフさんの姿が見えます。

お店の中でお酒を酌み交わす人々は、皆一様に高揚して朗らか。そして笑顔です。美味しくて新鮮な野菜や魚介料理を前に、お祭りのように楽しい雰囲気の中に身を置けば、熱伝導の如くハイになってしまうのは当然のこと。

成田駅東口からすぐの場所にある「こだわりもん　一家」さんの門をくぐれば、愛すべきスタッフさんたちと愉快な時間と美味しい魚介料理を仲の良い家族のように共有できます。

こだわりもん一家の店舗外観

JR・京成成田駅双方からほど近い場所にある「こだわりもん　一家」さんは、今年の5月29日にお店がリニューアルしたばかり。新しいのに年月を経た古民家のように重厚な趣を感じられるのは、瓦屋根がどっしりとした印象だからでしょう。

入り口には「炉端」と大きく書かれた暖簾。どのような炉端焼きがいただけるのか楽しみです。

こだわりもん一家の店内風景

古民家テイストの太い木の柱に支えられた店内。元気のいいスタッフさんの声に出迎えられるとテンションも上がります。
オープンキッチンから勢いよく立ち昇る炉端焼きの煙や湯気からも食欲をそそる匂いがして、店内全体が活き活きとしています。カウンター席自体が大きな大きな炉端でした。
カウンター席のほかにテーブル席、2階には宴会が出来る広いお部屋もあります。

カウンター席にぐるりと囲まれた厨房には新鮮な食材がずらりと並んでいます。それらがテンポのよさを保ちながら手際よく調理されてゆく風景は、飽きることなくいつまでも眺めることが出来ます。

店内のどこを見渡しても、とにかく熱気と活気がすごいですから、こちらまで一日の疲れなど吹き飛んでしまいそうです。

カウンター席から見える「キングオブレモンサワー」と同じくグレープフルーツサワーの大瓶。ネーミングもさることながら、ぎっしりと漬け込まれた果肉の豪快さがすごい。フレッシュ感もすごいです。美味しいに違いない見た目です。まさにキングの風格。

こだわりもん一家のメニュー

旬メニュー

旬の食材を使った季節限定メニューです。
新鮮な魚介料理に定評がある「こだわりもん　一家」さんらしく自家製の海老カツや鯵の薩摩揚げ炙りなどはもちろん、三輪豚肩ロースの塩麹漬け焼きや宇治抹茶そばなどもあります。

ドリンクメニュー

ドリンクメニューの一部です。ビール、焼酎、日本酒、ハイボール各種と充実していますが、やはり一推しは先ほどの大きな瓶で漬けられた自家製のレモンサワーなど。宇治抹茶ハイなどもとっても濃厚そう。目移りしちゃいます。
個人的にドリンクの一杯目には、やはり生ビール。プレミアムモルツをオーダーして、出てきたお通しの胡麻豆腐は胡麻がクリーミーで、とっても濃厚でした。

鯵フライ

次いでやってきてくれたのが、「どんちっち鯵フライ」です。「どんちっち」とは島根県浜田市の水産ブランドの名称のことです。
浜田漁港にて水揚げされた高鮮度かつ、旬の時期のみに獲れた釣果にのみ許される名称だとか！

刺身でも食べられるほどに鮮度のよい鯵を贅沢にフライにしたこの品は、練り梅入りのタルタルソースで頂きます。鯵の身が厚く、脂のノリが明らかに違っていました。
タルタルソースに酸味のある練り梅が合わさることで、爽やかな酸味が揚げたて肉厚の鯵の美味しさをますます引き立ててくれています。

北寄貝のバター醤油焼き

炉端焼きメニューのひとつ、「北寄（ほっき）貝のバター醤油焼き」です。ぷりぷりと肉厚で、しっかりとした旨味を閉じ込めて焼いた北寄貝に、バターと醤油の黄金コンビが絡みます。濃厚な味わいを楽しむもよし。添えられた薬味やレモンでさっぱり頂くもよし。いずれにせよ、お酒がグイグイ進みます。

紅孔雀卵のつくね

お店の人気ナンバー１メニュー、焼きたての熱々で出てきたのは「月見つくね」。紅孔雀卵の卵黄を絡めて食します。
紅孔雀卵とは船橋市にある美味しい卵を追求して50年の押木養鶏場さんが渾身の探求の果てに行き着いた幻の卵なんです！黄身の濃度と箸で押せば弾き返されるようなイキのいい弾力に驚きます。

みっしりと身の詰まった特製つくねに、ねっとりと濃厚な卵の黄身をたっぷりと絡めて頂きました。つくねのなめらかな食感に黄身のコクが加算されて、双方の美味しさがより味わえます。

こだわりもん一家のまとめ

「こだわりもん　一家」という店名に、このお店のすべてが集約されているような気がします。良質な食材へのこだわり。その良質な食材をさらに美味しくするために、どう調理すべきかというこだわり。調理の過程を開放的な厨房でつまびらかにすることによって、安心して食べてもらえるメニューを提供しようというこだわり。やってきたお客に対して心地よい対人温度をもって接しようというこだわり。愛する家族と過ごす家庭のような、居心地のいい空間を提供しようというこだわり。

すべての「こだわり」が絡み合うことによって、「こだわりもん　一家」さんは形成されています。だから何度でも、このお店に”帰りたくなる”のです。