「こどもが主体となって作るまち」をコンセプトに店舗などを運営し主体となって働き、賃金(オリジナル通貨)を得て、食事や遊びに遣うという体験をすることで、まちの仕組みを学ぶことができるイベントです。
「成田市こどものまちキッズタウン NARITA2019」はドイツのミュンヘン市で30年近く行われている「ミニ・ミュンヘン」をモデルとしているそうです。
冬頃からイベントの裏方である大人の実行委員会が発足し、80名ものこども実行委員と高校生ボランティアが土日や夏休みを利用して、勉強会をしたり、まちの通貨の名称やルールなどを決め、装飾やお店の看板作りをし、準備してきたそうです。
「成田市こどものまちキッズタウン NARITA2019」には基本的にこどもしか入ることができません。(今回は取材・撮影のため許可をいただきました)
大人は、あくまでサポートに徹するというルールがあります。
子どもたちは、まるで本当の街のように、まず転入届を書き、市民登録をしなくては入ることはできません!
説明を聞いた後、仕事を紹介してもらうため、まずはハローワークに行きます。本格的ですね!
オープニングセレモニーではこども実行委員代表の挨拶や来賓の小泉市長の挨拶の後くす玉割り、うなりくんも登場。
中はこのようになっています。
ハローワークは超満員。
お仕事は、「放送局」「交番」「おそうじ」「出版社」「銀行」「カフェ」など様々用意されていました。
頑張って働くと…ちゃんとお給料がいただけます!
そして再び仕事を紹介してもらうこともできるということです。
出版社では、自分で取材をして新聞を作るお仕事体験が可能です。
それをまとめて出版されるようです。本格的ですね!
放送局のお仕事をしているこども達が、来ているこども達にインタビューしている姿もありました。
あっという間に会場は「子どもたちの街」となりました。様子を見ていると年長のお兄さんお姉さんたちが、年少の子たちを率先して面倒を見ておりました。ときには不安そうにしている子に声を掛けている姿も!頼もしいですね!!
そして上の階はフードコート。
焼きそば、フランクフルト、かき氷、そして自分たちで調理するカフェも!
カフェのバックヤードでは、真剣な眼差しでお仕事されています。
自分で仕事を選び、働いて稼いだお金で食べるかき氷はきっととっても美味しいだろうな、、、
その他にも稼いだ「スター(紙幣)」を使って、缶バッチづくりやプラ板キーホルダー、ゲームコーナーなど遊ぶ場所もバリエーション豊富で楽しそう! そして「スター」が足らなくなったら、また頑張ってお仕事を!
エリアには銀行もあり、両替はもちろん、変わったところでは宝クジも開催されていました。
一等が当たれば、食べ放題、遊び放題ですね。
「やくだつお金の使い方アニメ」というのもありました。
みんな熱心に観ています。
<まとめ>
驚くほど多くのこども達が実行委員として参加し、さらに多くのこども達が「成田市こどものまちキッズタウン NARITA2019」へ訪れ、主体的に行動していました。
このようなこども達が主体的にまちづくりを学ぶ機会というのはとても貴重なものだと思うので、これからも毎年続いていってほしいイベントだと思いました!