初詣のイメージが強い、成田山新勝寺の表参道周辺ですが、食べ歩きグルメが一年中楽しめるおすすめスポットでもあります。
関東圏の日帰り観光はもちろん、成田空港から電車で10分程度なので、旅の始めや終わりにぶらりと散策するのもいいですね。
実は私も成田山食べ歩きにハマった一人。一度行くと、あれも食べたかった、これも気になると思ってしまい、何度も訪れています。
その中、今回ご紹介したいのが、以前から気になっていたこちらのお店「だんご榎屋 ENOKIYA」さんです。
昔ながらのお店の佇まいと、職人さんが団子を炭火の七輪で焼いている姿。
「絶対に美味しい」というオーラを醸し出しています。
注文を受けてから焼くスタイルで、何にしようかなと迷っている間にも次々と注文が入り、串に刺さった団子が焼きあがっていきます。
香ばしい香りと、手際の良く団子を焼くパフォーマンスに日本人も海外の方も、思わず足を止めて見入っている様子。
団子を焼いている職人のおじさんがとっても気さくで、人気者。「看板娘」じゃなくて「看板おじさん」ですね。お客さんとの軽快なやりとりや、一本一本を丁寧に焼いている姿を見ているだけても楽しいくらいです。
とは言いつつ、見ているだけではもちろん満足できないので、何を注文しようか他のお客さんの注文を見ながら考えます。
焼き団子は一本350円とお手頃価格。
注文の仕方は、まず団子の種類を「白」か「よもぎ」どちらかを選びます。
季節商品なのか、通常メニューには載っていない、ピンク色のさくら団子もありました!
こういうのって、思わず頼みたくなります。
次に、たれ(あん)も数種類から選べます。
何にしようか迷うのもまた楽しいです。
一つはさくら団子(粒あん)に決定。そうなると、もう一本は甘しょっぱいのにしたいところです。
白のみたらしと悩んだ結果、よもぎの味噌ダレに決定。どれも美味しそうで、相当悩みます。
自分の団子を待っているワクワク感!
焼いている間におじさんに、「みたらし団子と悩みました」と伝えると、「みたらしも自家製で美味しいよ!」と教えてくれました。
思わず、今度は絶対みたらし団子を食べようと心の中で呟いてしまいました。
そうこうしているうちに、焼けました!
焦げ目のついた焼きたての団子にたっぷりと味噌たれを絡めてくれます。
「熱いから気をつけてね」と手渡された団子のずっしりと重さと、香ばしい香りにテンション上がります。
熱い!美味しい!と言いながら、頬張る団子。想像を裏切らない、思った以上の美味しさです。
ふっくらと柔らかくて、昔ながら素朴な味。
けれど、お家では食べられない炭火焼きの香ばしさがたまりません。
一個一個が大きくて、食べ応えもあります。
とってもオススメです。
お店には、焼きだんご以外にも、ソフトクリームやかりんとう饅頭やドリンクメニューがあります。
ソフトクリームは、「甘酒醤油ソフトクリーム450円」と「醤油ソフトクリーム380円」の2種類。醤油や甘酒を合わせているのが、和菓子屋さんらしいメニューです。
醤油ソフトクリームを頼んでいた方が、「ソフトと醤油、合う♪」と言っていました。
気になりますね。
かりんとう饅頭は1個120円。黒糖の入った、カリッ、サクッとしたかりんとうのような生地が香ばしい人気商品で、お持ち帰りもできます。
私たちは、食べ歩きしましたが、ちょっと一休みしたい方は、店内に休憩所もあります。
歩き疲れた時にありがたいですね。