定食屋「ピノキオ」は、「成田赤十字病院」の裏手に店を構える、昔ながらの定食屋さんです。街の食堂として、手作りの美味しさとほっとする味わいの料理を提供。世代や性別を問わず多くの人々のお腹を、大満足なボリューム感と手頃な価格のメニューで満たしてくれます。
そんな定食屋「ピノキオ」へ、ガッツリ食べたい気分な今日は、濃厚&ボリューミーな「かつ丼」を味わいに向かいます!
成田駅東口から徒歩で2~3分の場所にあるこちら。「成田赤十字病院」裏手という場所柄、常連客以外にも、病院利用者もよく訪れるのだとか。
軒先に貼りだされたメニューを見ると、丼もの・そば・うどん・ラーメン・定食など、何を食べようか選ぶのに迷ってしまうほど多彩な料理を提供している事が分かります。
ちなみに、看板がなくなっていますが、店舗は営業中。どうやら、古くなったのでビルの塗装工事の時に取ってしまった模様です。
ノスタルジックな雰囲気が漂う店内。テーブル席・カウンター席の他、子ども連れでも利用しやすいよう小上がり席も完備しています。ファミリーで訪れてもゆったりと利用できるので、とても助かりますね。
カウンター席からは、厨房でひたむきに調理する女将さんの姿を伺う事ができます。また、スポーツ新聞・雑誌・マンガが揃っているので、料理が運ばれるまで飽きる事なく過ごせると思います。
予定通り、お腹を満たすべく「かつ丼(800円/並、900円/上)」を注文。10分ほどで運ばれてきました。この見た目に反応してか、お腹が鳴ってしまいました。
長年の経験から手際よく作られた「かつ丼」は、じっくりと丁寧に揚げたとんかつを卵でとじた、ボリューム満点の丼もので、味噌汁・小鉢もセットになっています。
「ピノキオ」の定番メニューで、これを食べておけば間違いなし!と言っても過言ではないでしょう。
ひと口かじれば、肉厚の豚ロースかつの旨味が、口の中にじゅわっと広がっていくのを感じ取れるはずです。ふんわりなめらかに仕上げられた、卵とじのトロトロ感もたまりません!
さらに、ダシを十分に吸ってしんなりした玉ねぎの食感や、青のり・紅ショウガの香りも食欲をかきたてます。
店内に張り出されているお品書きを眺めていると、「ニンニク焼定食(900円)」という、何とも夏場に相応しいメニューが書かれている事に気が付きます。実はこちら、訪れる男性客の多くがオーダーするという、インパクト抜群のスタミナ料理なのだそう。
山盛りキャベツの上には、手のひらサイズの大きな豚ロース肉が4枚。この豚ロース肉、丁寧に仕込んでいるいため、とても柔らかく仕上がっています。さらに肉の上には“こんなに!?”と驚いてしまうほどのスライスニンニクが、どっさりと乗っています。このニンニクは、一度素揚げしているので、臭いはそれほど気になりません。
味付けは、甘辛で濃いめ。タレのかかったキャベツ・豚ロース肉・スライスニンニクをご飯にオンすれば、とにかくご飯が進みます。+100円でご飯大盛りにするのもオススメ!食べ終わる頃には、きっとパワーがみなぎっているはずです。
店主と女将の二人で切り盛りする「ピノキオ」。レトロな店内で味わう、ほっと一息つけるような料理の数々は、どことなく懐かしさを感じます。素朴な味わいを求め、またふらりと訪れたくなるお店でした。