JR滑河駅近くの一軒家で営まれている「お菓子工房chigusa」さんにお邪魔しました。成田駅付近から車を走らせ30分弱。途中で見ることのできる田園風景は緑豊かで、思いきり深呼吸したくなります。
周辺はとても静かで、素朴で落ち着いた佇まいの一軒家が店舗です。
日替わりで楽しめるケーキや焼き菓子などを求めて口コミでファンが広がり、遠方から訪れる人もいらっしゃるそうです。
以前からとても行ってみたい場所のひとつでもあり、ワクワクしながら駐車スペースに車を入れて降りようとすると、静かに入り口が開いて、中から可愛い男の子が!オーナーの息子さんである「こども店長さん」が笑顔で出迎えてくれました。
門のそばにこの看板が置かれると開店です。日替わりのスイーツが書かれています。
和室をリフォームした店内には、靴を脱いで入店します。足が畳にふれ、不思議と懐かしい気持ちになりました。
スイーツを扱うお店で、靴を脱いで入るというのは初めての経験でしたが、気持ちがとてもホッとしました。そんなリラックスした気持ちで手作りのスイーツをあれこれ拝見しました。
オーナーのお父様が採取されているニホンミツバチの蜂蜜も販売されています。ニホンミツバチは国内でも希少ですが、試食としてスコーンと共に出してくださり味わうことができました。
なんともまろやかで優しい蜂蜜の味。口の中で柔らかなコクが広がります。早速お土産に、と買いました。
ニホンミツバチやこの蜂蜜についての説明書をくださいました。蜂蜜への愛着がさらに深まります。
店内には様々な焼き菓子のほか、本日のケーキは3品用意されているとのことで、今回はイチゴジャムたっぷりの「イチゴのミルクブランマンジェ」(350円税込)を選びました。ホットコーヒー(300円税込)とともにいただきます。
着席しようとすると、すかさず店長さんがおしぼりを。
こんなひとときは滅多に味わえないなぁとこちらも笑顔になり、しばしおもてなしを受けました。
次々と訪れるお客さまにも満面の笑みで出迎えるこども店長さんが可愛らしくて、いつまでもここに居たくなります。
選んだブランマンジェはふんわりとコクがあり、添えられているイチゴジャムは甘さ控えめで、それぞれがうまく調和され口の中でとろけていきました。
コーヒーには温められたミルクが添えてあり、コーヒーはいつもブラックでいただくわたしでしたが、今回はたっぷりとミルクを入れていただきました。
豊かな味わいと、オーナーやこども店長さんの優しいお気持ちに、このお店が口コミでファンが広がっている理由がわかるような気がいたしました。
ちなみに、店名の「chigusa」は、オーナーのお名前ではなく、青々とした草をイメージしたそうです。豊かな自然の中で元気にすくすく育つ千草は、オーナーやこども店長さんの溢れる笑顔の背景にたくさんの緑が思い浮かんで、道中見てきた豊かな緑の中にいるような気持ちになり、またすぅっと深呼吸したくなりました。
笑顔と、柔らかな味わいのスイーツ、リラックスできるひとときをありがとうございました。
※この秋 こども店長さんは、お兄ちゃんになる予定です。そのため、7月いっぱいの営業後はしばらくお休みになります。詳しくはお店のホームページやメールなどでご確認くださいとのことでした。
(https://yikd123.wixsite.com/chigusa)