年が明ける直前には成田山新勝寺大本堂前で十一代目市川海老蔵丈による「にらみ」が奉納され、テレビでも生中継されていましたよね。実はこの「にらみ」、お不動様の御霊徳をあらわしたものとされていて、受けると一年間無病息災で過ごせると伝えられているんです。
テレビ越しでもその利益があるといいな…と思いながら、私は自宅で新年を迎えました。
ということで、令和最初のお正月!元日の昼過ぎから成田山新勝寺へ初詣に行ってきましたので、その様子をお伝えしたいと思います。
初詣は元日のお昼頃までが一番混雑すると聞いていたので、少し時間をずらしたつもりでしたが…
参道は、今年もたくさんの人で溢れていました。
さすが全国的にも有名な成田山新勝寺。すれ違う人とぶつからないように、歩くのも大変です。
でも、成田のお正月はこうじゃなくっちゃ!
と、地元民の私はこの人混みに気分が踊ってしまうのです。
13時50分。参拝の列は仲之町の坂の中腹よりちょっと上、「鰻福亭」さんの前あたりが最後尾になっていました。昨年よりも、少し長い気がします。
→昨年の記事はこちら
「成田山新勝寺へ初詣に行ってきた!2019年1月1日」
歩道と車道を区切る白い線の内側(普段は車道)が、これから参拝へと向かう人の列。その両脇、白い線の外側(普段は歩道)が参拝を終えて坂を上る人の通り道としてしっかりと確保されていました。これなら帰りも安心ですね。
列はゆっくりと進むので、成田山参道の歴史ある風景をじっくりと楽しむことができます。
2019年に国の有形文化財に登録された「川豊本店」店舗が見えてきました。
看板が掛かる大きな梁は、樹齢数百年の県産杉で、節がまったくないのだそう。
何度もこの道を通っていても、こうして建物を眺める機会はなかなかないですからね。
明治44年頃に建設されたという川豊本店の建物は、どんな時も成田の町を見守り、どんな成田の表情も知っているのだと思うと、とても感慨深くなりました。今はいつ訪れても行列ができている、人気の鰻屋さん。この日も店内での食事は300分待ちの表示が出ていました。立ち寄る予定のある方は、参拝の前に受付を済ませておくといいかも知れません。
14時40分。やっと総門前にたどり着きました。成田駅方面から仲之町の坂を下ってきた参拝客と、51号方面からきた参拝客とが、警備員の案内に従い交互に境内へと入っていきます。
総門をくぐると、「石段にご注意」の案内と仁王門が見えてきました。
ここからは急な階段が53段。一歩一歩踏みしめて、大本堂へと向かいます。
階段をのぼり終えると、今年も立派な大しめ縄がお出迎え。あぁ、お正月の成田山に来た!という気分になります。
15時。私も無事に成田山新勝寺の大本堂で参拝を終えることができました。
並び始めてからおよそ1時間10分。元日の成田山としては、まぁ例年通りの混雑具合といった印象です。
さて、参拝を終えたら今年はどんな年になるのか「おみくじ」を引きたいものです。成田山新勝寺には様々な「おみくじ」(100円)があるのですが、初詣ではぜひ自分で筒を振るものを。大本堂脇の東翼殿・西翼殿の2か所にあります。
お守りを買うなら、
初詣限定の開運干支御守(800円)がおすすめです。
その年の干支にちなんで、毎年デザインが変わるので記念にもなります。私も初詣で成田山を訪れた際には、毎年購入しています。
本来であれば、1年間お守り頂いた後に返納するのでしょうけれど。
こればっかりは、十二支揃ってからでもいいかなーと思い、私は各年の開運干支御守を手元に残したままなんですよね…。(あくまで個人的な考えです)
初詣参拝の証に、御朱印(300円)も頂いてきました。
写真は大本堂で頂いた「不動明王」の御朱印。
成田山新勝寺では、大本堂・釈迦堂・光明堂・出世開運稲荷・平和大塔・醫王殿でそれぞれ1種類ずつ、合計6種類の御朱印を頂くことができます。御朱印帳(2000円)の購入も可能ですので、まだお持ちでない方は初詣を機に御朱印集めをスタートさせてもいいかもしれません。
成田山新勝寺へは、お正月の三が日を過ぎても、まだまだ全国からたくさんの初詣客が訪れます。参道や境内には出店が立ち並び、成田の町の賑わいは節分前まで続くのです。参拝のために並ぶことは少なくなりますので、気軽にお正月の成田山へ行きたい!という方には、むしろこれからがチャンスかと思われます。
また、団体客用の臨時列車も運行されていますので、成田駅周辺は鉄道マニアたちの撮影スポットにもなっているのです。駅から線路をのぞけば、普段目にすることのない珍しい列車に出会えるかも!?
まだ成田山へ行ったことがない!という方や、
初詣に行きそびれてしまった!とういう方は、
ぜひ、これから成田山新勝寺へ行かれてみてはいかがでしょうか。
今年も元日の成田山は、参道も境内も大変混雑していました。でも、これがお正月の成田!
参拝までには1時間ちょっとかかりましたが、それもまた醍醐味であると私は感じています。まだまだ賑わう成田の町に、成田山新勝寺に、ぜひ訪れてみてください。
今年も1年、皆様にとって良い年となりますように…。本年も「なりナビ」をよろしくお願いいたします。