今回ご紹介するのは、熱帯魚を鑑賞しながらランチを頂けるお店「ライトハウス」です。公津の杜駅からショッピングセンター・ユアエルム成田店を右手に南下。すぐの交差点を右折して、すぐのマンションテナントの一階にあります。
外観は真っ白な漆喰風の外壁に、シャビーシックなパステルブルーの扉とマリンブルーの庇。
扉の右側にはエクステリア好きの憧れ、マリンランプが灯されています。
海の灯台がモチーフのお店のようです。
素敵な外装なので期待を胸に扉をあけます。
店内に足を踏み入れると、白と淡い色の無垢の木材で統一された空間が広がっています。
白いアンティーク風のキャビネットに雑貨が飾られていたり、花柄のクッションが席ごとに置かれていたり。
可愛らしいセンスが活かされた女性のお部屋のようで、ホッとする優しい雰囲気の内装でした。
店内に入り、何よりまず目に飛び込んできたのが幅1メートルはゆうに超える、ブルーに輝く海水熱帯魚の水槽でした。
それがなんと、入り口と奥の2ヶ所に配置されています。
水槽の中にはセンスよくレイアウトされた、鮮やかなサンゴやイソギンチャクがぎっしり。
その中を、悠々と泳ぎ回るカクレクマノミやナンヨウハギ(ファインディング・ニモの組み合わせですね!)、カラフルなエビ達に見惚れ思わず近づくと、素早くイソギンチャクの中に隠れてしまいました……。
マンションの1階テナントスペースのため、限られた広さの店内。しかし客席は、中程に6席テーブルが1つと、2席テーブルが入り口と付近と奥に2つずつ、カウンター席が6席と、スペースを余さずに活用した無駄のない席配置になっています。
限られた空間だからこそ、どの席からでも水槽が眺められそうです。(個人的におすすめなのは奥の席で、ゆったりと正面から近くで鑑賞できる席です)
今回は平日12時半頃にお伺いしたので、すでにランチのお客様で賑わっていました。
可愛らしい見た目の内装にも関わらず、客層はお仕事の合間のランチに来たサラリーマン風の方が多く、男女比は半々というところでしょうか。20代から40代の方が多い印象です。
メニューはラーメン、麻婆豆腐など単品の中華、フライなどの洋食と、十分にお腹が満たされそうなラインナップ。
そうかと思えば、さっぱりメニューの「塩レモンらーめん」(950円)が密かな人気だそうです。
全体的にはランチプレートが多く出ていたようですが、店員さんにおすすめメニュー聞いたところ、ラーメンだったので、「野菜タンメン」(780円)を注文し、破格の値段だった250円の「エッグタルト」も注文してみました。
待ち時間10分ほどで野菜タンメンが提供されました。
たっぷりと野菜がのっており、ヘルシーにいただけそうです。
スープは中華風の塩味で優しく、あっさりとした野菜の味を邪魔しないものでした。
キャベツ・もやし・人参・たけのこ・さやいんげん・きくらげが豚肉と炒められて、それ自体にも味がついています。お母さんの作ってくれたラーメンのような優しさです。個人的には、具材の一つで入っているきくらげの食感が嬉しいところです。
麺は食べ応えのある太縮れ麺で、もちもちとした食感。
それに野菜のシャキシャキ食感がコントラストを生み、食が進みます。
最後まで飽きずにもりもりと食べられて満足度の高い一杯でした。
男性のお客様には、「厚切りチャーシュー麺」などがボリューミーでおすすめです。
この店のかくれたおすすめメニューはエッグタルトかもしれません。
「温めてますからお待ち下さいね」という店員さんの言葉に期待大の末、5分程で提供されたエッグタルト。
目の前に置かれると、あっという間にタルト生地のバターの香りに包まれました。ほんのりと焦げ目のついたエッグタルトのとなりには、たっぷりと盛り付けられた生クリームが添えられ、テンションマックスです。
これは、パンケーキなどあったかスイーツ系で最強の提供方法といわれる”熱い&冷たい”の組み合わせではないですか。1秒でも惜しくなり、フォークを入れるとアツアツのまま口へと運びます。
期待を裏切らない卵の風味とタルト生地の組み合わせ。甘すぎないので、ランチ後の口直しにおすすめです。そして冷たく冷やされた生クリームを熱々タルトに乗せた際のとろけ具合!! サクサクの生地と生クリームの組み合わせも楽しめます。これが250円とは驚きのひと言です。
美しいアクアリウムを眺めながらラーメンを食べるというムーディーなお店は、そうないのではないでしょうか。
食事を待っている間や食後のひととき、目の前にある巨大水槽の熱帯魚や水中をゆらゆらとそよぐイソギンチャク、サンゴをボーッと眺めていると、時を忘れるほどウットリしてしまいました。
かなりマメに手入れされているようで、海水は澄み切っていて藻など一切なく、お店の方の並々ならぬアクアリウム愛を感じます。
やさしいインテリアも相まって、単なる食事処ではなく皆さんの癒やしの場になっているのでしょう。灯台を目印に船が集まるように「LIGHT HOUSE」にお客さんが集まってくるのも頷けます。常連さんが多いようで、お客さんと店員さんのやりとりを見ていると、なんだかとっても和むお店でした。
オシャレな店内でありながら、段差もなくバリアフリーなので安心です。夜はバーのような雰囲気で昼とは違った趣で楽しめそうなので、また伺ってみたいと思います。ぜひ熱帯魚好きもそうでない人も一度訪れてみては?