今回は、成田山新勝寺総門からすぐのところにある胡桃下茶寮を紹介していこうと思います。胡桃下茶寮は、和風のスイーツを看板メニューに掲げたカフェです。
入り口はあまり目立たない造りになっています。気をつけて歩いていなければ見逃してしまうかも、といった感じです。シンプルな雰囲気がお洒落ですね。
店内には、入り口付近にはテーブル席があります。奥に行くと靴を脱いで上がる畳の部屋が広がります。入り口が控えめだったことを考えると店内はかなり広く感じます。
畳の部屋の装飾は和風、入り口付近の装飾は洋風です。細部まで趣向が凝らされているので、待ち時間に眺めるのもいいかもしれません。BGMも落ち着いた雰囲気のものが流れているので、心が落ち着きます。
和風のカフェだけあり、和風スイーツが充実しています。あんこや抹茶を使ったものが多い印象です。和風のスイーツには緑茶がついてきます。
また、カフェということで飲み物も様々な種類のものがそろっています。
胡桃下茶寮では、注文を受けてから豆を挽き丁寧に抽出したコーヒーを提供しています。待ち時間は多少ありますが、こだわりぬいたおいしさに間違いはないはず。
コーヒーはテイクアウトもできます。
迷った結果、あんこ好きのわたしはぜんざい(500円)を注文しました。
使われている食器がシンプルな和風食器なので、とてもかわいい見た目になっています。ぜんざいからは湯気があがっていて、見るからにおいしそうです。
ぜんざいの主役はやはりあんこですよね!あんこの味によってぜんざいのおいしさは左右されると言っても過言ではありません。
まず、あんこはあまさが控えめでやさしい味わいになっていました。あんこ自体の量が多いので、甘すぎないことはうれしいですね。それでも口の中が甘すぎる、という方にはセットの緑茶と合わせて食べることをおすすめします。最高に日本の味を楽しんでることを実感できるでしょう。
また、粒の状態のあんこがたくさん使われています。あんこの液体と固体の比率はおそらく固体の比率の方が高かったように思われました。つぶあん派にはたまらないですね。
まさに「あずきを食べている」ような感覚です。
あずきは十勝の契約農家から取り寄せ、自家調理しているとのこと。このおいしさにも納得です。
ぜんざいにはカリッと焼かれたおもちがふたつ入っています。大きさはあまり大きくありません。小さいのでお腹にたまらないのかな、と思ったら大間違い!満足感はばっちりです。
おもち自体には味はついていないので、あんこのやさしい甘さと絡めて食べるのが一番おいしい食べ方です。あんこのおいしさに磨きがかかります。
胡桃下茶寮での食事の会計は、同じ建物内にある田中屋本店というお土産物屋さんでできます。胡桃下茶寮と田中屋本店は引き戸一枚でつながっています。
落ち着いた雰囲気の胡桃下茶寮から、引き戸を開けると世界は一変します。
田中屋本店はとても活気のあるお土産物屋さんです。落ち着いた雰囲気の胡桃下茶寮とはかなり違う元気のいいお店です。成田山のお土産はここで一通りそろいます。
また、胡桃下茶寮で提供されている一部のメニューを買うこともできます。
成田山新勝寺に来たら、歩き疲れます。そして、表参道で食事をすることでしょう。食事の後、ゆっくりと休憩もかねて胡桃下茶寮で和スイーツを楽しんでみてはいかがでしょうか。