一、能楽一調 笠之段
二、歌舞伎 十八番の内 矢の根 大薩摩連中 市川右團次
三、お目見得 口上
四、歌舞伎 十八番の内 嫐 長唄囃子連中 市川海老蔵
日本の伝統文化を大切に、身近に感じていただきたいという思いから続けてきた「市川海老蔵 古典への誘い」。
日本にとどまらず、海外での公演も経て、2019年で8年目を迎えました。
海老蔵は歌舞伎十八番の内『嫐(うわなり)』に出演。
こちらはシンガポールの「EBIZO ICHIKAWA XI’S JAPAN THEATER 2015」公演において復活上演したものを、今回はさらに練り上げ、国内で初めて上演します。
また、右團次も同じく歌舞伎十八番から、『矢の根』に出演。
初代右近、そして三代目右團次として勤めてきた『矢の根』の曽我五郎を、全国各地の会場で披露します。
歌舞伎十八番の内『嫐(うわなり)』は、元禄12年、初代市川團十郎が演じた『一心五界玉』が、その初演と伝えられています。しかし台本などが残っていないために、詳しい内容は不明ですが、16世紀から17世紀初めにかけて、日本に存在した「後妻打ち」という風習を取り入れた作品であったようです。
この「後妻打ち」とは、離縁された前妻が知人とともに、後妻の元へ駆けつけ乱暴を働くという風習で、こうした点から、前妻と後妻、そしてその夫の、三人の愛憎劇を主題としたのがこの『嫐』であると考えられています。
歌舞伎の舞台に暫や鳴神に代表される荒事を取り入れ、人気を博した初代團十郎。
しかし、跡継ぎに恵まれず、成田山の当時の本堂である薬師堂で一心に子授けを祈願します。
すると見事、待望の長男を授かったのです。
市川海老蔵
朗々と響く声と美しく整った容姿、輝やかしいほどの華を備えた今最も注目される俳優の一人。
市川宗家の家の芸である「歌舞伎十八番」の継承と復活、また、歌舞伎と言う芸能の可能性の追求に並々ならない情熱を注いでいる。
2003年にはNHK大河ドラマ「武蔵MUSASHI」の主役を勤め、2011年公開の主演映画「一命」はフランスカンヌ映画祭にノミネートされた。
そしてパリ・オペラ座をはじめとする海外での歌舞伎公演にも積極的に取り組み、近年では2014年、2015年シンガポール、2016年2月にUAE、
翌3月、NY音楽の殿堂であるNYカーネギー・ホールでの公演を大成功に導いた。歌舞伎俳優として、さらなる飛躍が期待されている。
引用 成田市×歌舞伎
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お問い合わせ先 成田市観光プロモーション課
詳しくは成田市観光プロモーション課(0476-20-1540)
開場13:30 開演14:00
A席(2階席)6,500円